ポシミア連邦共和国

 
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「ポシミア連邦共和国」をご紹介します。


 ポシミア連邦共和国

ポシミア連邦共和国
 
 大陸東側の強大国家を目指し、一時期は現在のラット連合をも含む広大な版図を得たが、関係悪化により戦争となる。ポシミア側が敗れ、南部はラット連合として独立した。
 沿海州はそれなりに農業、漁業、貿易で潤っているが、トレアニア地方の独立の火種をかかえる。キルタニア州は広大な乾燥地帯であり、貧しい。レルアス自治州は人口が非常に希薄である。ガルア帝国再興を目指すが道は険しい。
国家元首  ポルリペーチ連邦長
首 都  ポシミア町
有力者  ポルリペーチ(連邦長)65歳
主な民族  ほとんど黒髪族。ただし、沿海州のトレアニア地域のみ、ザーン族が多い。
自然環境  沿岸部は温暖湿潤で、農業が盛ん。内陸部は乾燥で、土砂漠やステップが広がる。
歴 史  ガルア公国とラット連合に挟まれた、東西方向に広がる連邦国家。もともとはガルア帝国領・南ガルア地域と呼ばれていた。ガルア帝国滅亡時に、黒髪族の国として発足。当時の連邦長はクラック。ガルア帝国の亡命政府的性格も持ち合わせていた。その後、現在のラット連合の地域を連邦に加えることに成功、連邦は最盛期を迎えた(十州体制=沿海州・キルタニア州・レルアス自治州・ハーフィル州・北カイソル州・南カイソル州・ゴアホープ州・リュフリア州・シャワラット州・トケラセス州)。まもなく、北シャムル地方に当たるトケラセス州はシャムル公国の侵攻によって併合され、シャムル島は統一される。 次に、現在のラット連合の地区の住民(ザーン族・フレイド族=南軍)は、黒髪族中心の連邦の政治体制(北軍)に反発した。現在のハーフィル自由国(当時のハーフィル州)で両者の戦闘が勃発、南軍が大勝利をおさめ、ラット連合独立のきっかけとなった。ラット連合は、ハーフィル州を緩衝地帯とし、ハーフィル自由国としてポシミア連邦・ラット連合の両者で統治することを連邦側に認めさせ、結局ポシミア連邦は現在の三州体制に転落した。
産業・経済  国内は三つの州、沿海州・キルタニア州・レルアス自治州からなる。沿岸部に人口が集中しており、内陸部の発展は遅れている。沿海州では稲作・畑作、キルタニア州では綿花栽培を中心とする畑作、レルアス自治州ではほそぼそとした自給自足農業が行われている。商業では、沿海州以外は低調。


なお、ポシミア連邦共和国は以下の州によって構成されます。


 沿海州

沿海州
 
 ポシミア連邦の中心となっている州。人口はそれなりに多く、土地も肥沃で、農業・漁業・商業が盛んである。
 ニード河以南はトレアニア地方と呼ばれ、かつて小規模なトレアン王国が独自の文化を築いていた。ポシミア連邦は黒髪族の国家だが、トレアニア地方はザーン族が多く居住し、潜在的な火種をかかえている。
 
 略地図「ルデリア大陸・南東部」
州代表  ポルリペーチ連邦長
州 都  ポシミア町
主な民族  人間(黒髪族)
自然環境  温暖湿潤地域
産業・経済  農業中心。漁業・商業もそこそこ発展。
主な市町村  ポシミア町
 ベリテンク町(トレアニア地方)


 キルタニア州

キルタニア州
 
 全般的に乾燥した地域で、砂漠というよりも〈土漠〉というべき荒涼とした風景が広がる。綿花栽培を中心として、農業は盛んであるが、民衆の暮らしぶりはかなり苦しいようだ。
 
 略地図「ルデリア大陸・南東部」
州代表  ダリクレス・キルタン氏
州 都  キルタン村
主な民族  人間(黒髪族)
自然環境  温暖湿潤〜乾燥地域。ステップもみられる。
産業・経済  綿花栽培を中心とする畑作以外に、目立った産業は見あたらない。
主な市町村  キルタン村


 レルアス自治州

レルアス自治州
 
 州とは名ばかりの、人口の希薄な辺境。レルアス女史を中心とする月光術師の村があるとされるが、定かではない。
 
 略地図「ルデリア大陸・南東部」
州代表  レルアス女史
州 都  レルアス村
主な民族  黒髪族中心。ザーン族・ウエスタル族も居住。
自然環境  乾燥地域
産業・経済  土砂漠が広がっている。人口少なく、自給自足経済。
主な市町村  レルアス村


その他、ポシミア連邦共和国に関連する地域を紹介します。


 トレアニア地方

トレアニア地方
 
 沿海州南部、ニード河以南の肥沃な土地。民族構成が国家支配層と異なり、昔からの独特の文化を伝えている。
 
 略地図「ルデリア大陸・南東部」
中心地  ベリテンク町
主な民族  人間(ザーン族)
自然環境  温暖湿潤
歴 史  かつてトレアン王国があった地域。沿海州のうち、ニード河以南の地域をいう。ザーン族が多く居住する特異な地域で、民族的に孤立している(北に接する沿海州は黒髪族、南に接するラット連合にはフレイド族が住んでいる)。今後、独立の機運が高まる可能性がある。地域の中心都市はベリテンク町。
 かつてのトレアン王国は、トレアニア地方に存在した小王国である。周囲から圧迫を受け、ついにはガルア帝国領南ガルアに併合され、滅亡した。王都はベリテンク町だった。
産業・経済  農業・漁業。商業も、ある程度発展。
主な市町村  ベリテンク町


以上です。ありがとうございました。





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