名寄本線廃線跡

　■ 名寄本線廃線跡 ■

　■ 名寄～下川 ■


なよろ
名寄
	Nayoro		●
		なかなよろ Naka-Nayoro

　名寄本線は宗谷本線の名寄駅から分岐していた。
　かつては名寄本線が東へ、深名線が西へ分かれ、道北の鉄道の要衝だった名寄。
　南北に貫く宗谷本線のみが残された現在、大型の商業施設は国道沿いに展開しており、駅前は閑散としていた。

[2009/09/21 / 07:47:46]
　名寄駅から少し南側に行った所の跨線橋から、南の方角を俯瞰する。
　右側に真っ直ぐ進む線路が旭川方面に向かう宗谷本線、左側の線路が興部方面に向かう名寄本線跡である。

[2009/09/21 / 07:20:18]
　宗谷本線から離れ始める所には、名寄本線の路盤跡を利用した市立の「北国博物館」があり、雪かき用の「キマロキ編成」が屋外展示物として常時公開されている。

[2009/09/21 / 07:39:08]
　全国でここにしかないという「キマロキ編成」は壮観であり、今にも動き出しそうだ。その他、勾配標や信号機も展示されている。


なかなよろ
中名寄
●	Naka-Nayoro		●
なよろ Nayoro		かみなよろ Kami-Nayoro

　名寄から一つ目の駅は中名寄である。名士バスの運行による名寄本線代替バスでは「中名寄５線」バス停が、中名寄駅跡に相当する。

[2009/09/21 / 06:07:40]
　中名寄駅には興浜北線の斜内駅・豊牛駅と同じタイプの待合室が残っている。保存状態は良好である。

[2009/09/21 / 06:08:50]
　待合室内には、主に名寄本線に関連した資料が残されている。

[2009/09/21 / 06:14:48]
　待合室を線路側から見る。ホームは残っておらず、空き地になっている。

[2009/09/21 / 06:22:42]
　名寄側に少し歩くと、短い「人見川橋梁」が残っていた。

[2009/09/21 / 06:20:46]
　道の反対側にあった「道営圃場整備事業」の看板には、名寄本線と中名寄駅が記されている。

　■ 下川～西興部 ■


しもかわ
下川
●	Shimokawa		●
ぎふばし Gifubashi		にのはし Ninohashi

　下川は林業と鉱業で賑わった町である。
　名寄本線の廃止とバス転換が問題となった際、名寄～下川間は第３セクターの鉄道として再生を図る案もあったようである。
　それだけ下川町は名寄市との結びつきが強いのであろう。

[2002/09/15]
　駅跡を利用した下川バスターミナルの片隅には、キハ22形が2両並べて保存されている。

[2002/09/15]
　バスターミナルの建物内には、名寄本線の資料が展示されているスペースがあった。


いちのはし
一ノ橋
●	Ichinohashi		●
こうせい Kousei		かみおこっぺ Kami-Okoppe

　名寄方面から来た列車は、一ノ橋駅に停まった後、いよいよ沿線で最も急峻な天北峠に挑んでいた。

[2004/09/16 / 20:41:10]
　名寄本線代替バスの「一の橋バス停」横には、鉄道の駅名標を模したモニュメントが据え付けられていた。


かみおこっぺ
上興部
●	Kami-Okoppe		●
いちのはし Ichinohashi		にしおこっぺ Nishi-Okoppe

（作成中）

[2004/09/17 / 08:44:40]
（作成中）

[2004/09/17 / 08:54:54]
（作成中）

[2004/09/17 / 08:46:32]
（作成中）

[2004/09/17 / 08:48:08]
（作成中）

[2004/09/17 / 08:49:20]
（作成中）

[2004/09/17 / 08:51:44]
（作成中）

[2004/09/17 / 09:01:04]
（作成中）

　■ 西興部～興部 ■


にしおこっぺ
西興部
●	Nishi-Okoppe		●
かみおこっぺ Kami-Okoppe		ろっこう Rokko

　人口が僅少（1000人台）の西興部村の中心部に西興部駅はあった。山間の小集落である。
　広大な駅の跡地には村営のホテルが建ち、鉄道時代を偲ばせる物は残っていない。

[2004/09/17 / 08:32:46]
　西興部駅跡の「ホテル森夢(リム)」である。
　ここに宿泊した時の星空の美しさは印象に残っている。天の川がはっきり見えた。


なかおこっぺ
中興部
●	Naka-Okoppe		●
ろっこう Rokko		ぱんけ Panke

　木造駅舎とホームが残っているといわれる中興部駅であるが、筆者は未調査である。


おこっぺ
興部
●	Okoppe		●
ほっこう Hokko		あさひがおか Asahigaoka

（作成中）

[2001/10/02]
（作成中）

　■ 興部～沙留～富丘 ■

　※未調査

　■ 富丘～紋別 ■


とみおか
富丘
●	Tomioka		●
さるる Saruru		しょこつ Shokotsu

　興部町

[2023/06/25 / 07:21]

　駅跡に登る階段が残る。
　
←沙留　　渚滑→

[2023/06/25 / 07:24]

　沙留方面

[2023/06/25 / 07:24]

　渚滑方面

[2023/06/25 / 07:25]

　オホーツク海方面の「車窓」
　
←沙留　　渚滑→

[2023/06/25 / 07:18]

　農業基盤整備の看板

　名寄本線が颯爽と駆け抜けていた。

[2023/06/25 / 06:49]

　国道の「湖畔橋」より
　
　朝一番のバスで訪問。
　
←渚滑　　富丘↑


しょこつ
渚滑
●	Shokotsu		●
とみおか Tomioka		しおみちょう Shiomicho

　北見滝ノ上方面の「渚滑線」が分岐した渚滑駅。
　筆者は未訪問である。

　■ 紋別～遠軽 ■


もんべつ
紋別
●	Mombetsu		●
しおみちょう Shiomicho		もともんべつ Moto-Mombetsu

　名寄本線の途中で最大の人口を誇った紋別市の代表駅が紋別駅である。渚滑線からの乗り入れ列車もあり、鉄道が輝いていた頃はとても賑わっていたものと思われる。
　駅跡は「オホーツク氷紋の駅」という観光施設、およびバスターミナルになっている。（名前の似ている「道の駅オホーツク紋別」とは場所が異なるので注意が必要）
　比較的乗客の多かった遠軽～紋別間を第３セクターの鉄道とする案もあったが実現は叶わず、名寄本線は全線廃止された。